富士車輌は創業100周年を迎えます。大正14年(1925年)に鍛造業で創業。
昭和、平成、令和と激動の時代に何度も試練を乗り越えながら、ものづくりの現場で生き抜いてきました。
戦後の復興期にはJRの前身である国鉄に60系、70系の客車を納め、高度成長期にはタキ形貨車(タンク車)を納めました。また、南海電気鉄道や 大阪市交通局のほか、韓国ソウルへも市電を納めました。橋梁にも進出して国内だけでなく、インドネシアのスマトラ島など海外でも鋼橋を建設しました。昭和29年(1954年)に上場、昭和40年(1965年)の証券不況下で宇部興産の持分法適用会社となりました。47年間の上場を経て、平成 13年(2001年)には民事再生を経験し、過去の技術的・経営的負債とも正面から向き合う必要がありました。私たちは、それを「忌避すべき過去」ではなく、「再出発の土台」と位置づけました。民事再生法適用申請を乗り越えるにあたり、洗濯機事業や駐車場事業から撤退し、現在の環境事業 と車輌事業の2事業体制になりました。スポンサー支援、MEBOによる再独立を経て、平成26年(2014年)にМ&Aでタケエイグループの一員となり、令和3年(2021年)にタケ エイとリバーが経営統合して発足した業界最大手であるTREホールディングスで唯一のエンジニアリング会社として現在に至ります。2018年に制定した経営理念の下、立駐対策プロジェクト、6S3T活動を始めとする全員参加型の改革、事業部制への移行、人事制度改革、DX戦略、SDGs経営の実践、産学連携等々、TREグループへの貢献を目指し、すべては再び誇れる企業となるための挑戦でした。これからの時代、私たちがさらに大切にすべきは、「率先垂範」の精神です。変革を他人任せにせず、まず自ら動く。言葉ではなく行動で信頼を築く。 私たちは、経営者から現場の第一線に至るまで、この信条を胸に、責任と誇りを持って次の一歩を踏み出していきます。
これまで支えてくださったすべて の皆様、そしてともに汗を流してきた仲間に、心からの敬意と感謝を捧げます。私たちはこれからも、「富士車輌で働くことが誇りである」と言える企 業を目指し、一歩ずつ前へ進み続けます。

